2023.10.05
ザツダン
缶バッジビジネスのすゝめ②
こんにちは、Fineです👍
今回の記事は前回に引き続いて、缶バッジビジネスをもっと掘り下げていきます!
特に缶バッジの利益率や新規参入といった点に着目して書いてみました。
これでもっと多くの人が缶バッジビジネスに関心を持っていただけると嬉しいです。
まだ、前回の記事をご覧になってない方は、まず、こちらをご覧ください。
缶バッジの利益率
今回の記事の中で一番お伝えしたかったことは、缶バッジの利益率が高いということです。
(ここでの利益率とは粗利益を指しています)
缶バッジを一つ製作すると、どれぐらい利益が取れるのでしょうか。
丸型Φ57㎜のノーマル缶バッジを例に見ていきましょう。
仕入価格について
前回で紹介した通り、缶バッジ製作に必要な材料は、バッジパーツ、フィルム、印刷紙の3つです。
このうち、パーツとフィルムは私たち「バッジこい!」で購入できます。
パーツの単価は15円です(20ロット)。そして、フィルムは1.6円(20ロット)となります。
印刷紙は私たちで取り扱ってはいませんが、ここは安く見積もって、2円としておきます。
これらを合計すると…
15+1.6+2=18.6→約19円(税抜き)
となります。かなり安いのではないでしょうか。
販売価格について
さて、仕入費用に対して、気になるのは販売価格ですよね。
「データ入稿だけで、オリジナルの缶バッジが製作できる」のようなサービスを提供している、
缶バッジ屋さんはたくさんあります。
その中で、普段から「バッジこい!」をご利用いただいているお客様のECサイトを
見ていったところ、その平均価格は一つあたり約65円でした(税抜き)。
利益率はいったい何%?
以上の情報から、単純に計算すると粗利は一つ当たり、
65円(販売価格)-19円(仕入価格)=46円(粗利)となります。
ここから粗利率を計算すると、
46÷65×100=70.76%
約71%も粗利率があることが分かりますね。
もちろん、製作にあたって、人の賃金やマシン購入費、販管費など
様々な費用も追加でかかりますが、粗利の利益率だけで見るとかなり高いことが分かりました。
なお、令和元年の製造業全体の粗利率平均は21.6%であるため、缶バッジ製作で得られる粗利は、
かなり高いほうにあるといえます。
前回紹介したように「需要の高まり」があるという状況で、利益率も高いとなると、
缶バッジビジネスを始める人が多いことにも納得です。
新規参入のしやすさ
また、缶バッジ製作は需要の高まりや利益だけが魅力だけではありません。
「新規参入しやすい」ことも、魅力の一つです。
缶バッジビジネスの初期コストが安いということは、前回のブログで説明した通りです。
しかし、初期コスト以外にも、参入しやすい理由はあります。
場所をとらない
モノづくりには大きな工場が欠かせませんが、缶バッジにおいてそんな工場は必要ありません。
印刷機とバッジマシン、材料がおけるスペースさえあれば良いのです。
オフィスの一部やマンションの一室を改装し、スタートしたという話も聞きます。
難しい技術はいらない
工場と同様に、製作には職人的な技術が必要であると考えるでしょう。
しかし、缶バッジの製作に高度な技術はいりません。
子どもから大人まで、誰でも作ることができる商品なのです。
個人の習熟度で生産スピードの差は多少あるかもしれませんが、作ること自体は簡単です。
「全くできない」なんてことには、おそらくならないと思います。
小回りが利く
缶バッジに描かれるデザインは実に様々ですが、アニメイラストはその大部分です。
アニメコンテンツは世界的な広がりを見せ、次々と新しい作品が生まれるようになりました。
その傾向によって、作品ひとつの寿命は短く、ユーザーも同様に新しいものを求める傾向があります。
昔は、爆発的に人気のアニメグッズを海外で大量生産し続けるという手法が使われてきましたが、
今では、たくさんの種類を展開し、短納期で更新し続けることが求められます。
多品種で短納期かつ、国内で生産できる人気のあるグッズ、それが缶バッジなのです。
缶バッジは紙やパーツなどを変えることなく、印刷内容を変えるだけでその姿を変えます。
また、アニメの版権を扱うライセンシーからの依頼だけでなく、一般のクリエイターが、
少量でオリジナルグッズを作りたいという依頼もあるでしょう。
以上より、缶バッジはたくさんの種類を、少数のロットで作ることができる、
つまりは日々変化するニーズに小回りを利かせて対応していくことができるということです。
その小回りのよさが、人々から受け入れられ、売れ続けている理由なのかもしれません。
まとめ
今もなお、多くの人々が缶バッジビジネスに参入しています。例えば、
- ・事業拡大を計る印刷業の会社
- ・もともとは自分たちのグッズだけを作っていたアーティスト
- ・ラインナップを充実させたいノベルティ制作会社
などです。企業だけでなく個人レベルでも缶バッジ事業に参入しているのが現状です。
利益率や新規参入のしやすさを考えると、この現状は当然でしょう。
いかがでしたでしょうか?利益率など少し現実的な話もしましたが、
前回とはまた違った視点で、缶バッジビジネスの魅力が伝わったと思います。
もし、缶バッジビジネスを始めるというならば、ぜひバッジこいのパーツをご活用ください!
バッジこい!はあなたの活動を応援しています。
もちろん、缶バッジ関係のトラブルや悩みも、受け付けております。
お気軽にお問い合わせください!
ではまた👍